音楽アドバイス集🎵

41年間、ライブイベントや過去ライブハウスのブッキング担当としても経験してきました。
ライブ出演者の皆さんや、レーベルとしてアーティストさんにお伝えしてきた、音楽活動についてのノウハウや、音楽業界のことなど、お役に立つ情報を600項目以上まとめました。
音楽活動されている方、オリジナルバンドさんやコピーバンドさん、おやじバンドさんまで、皆さんの音楽活動のご参考にご活用ください。
LIVE SHOWERでは、出演者の皆さんに、ご自由にライブをして頂いております。
特にご希望でない限りライブの感想等はお話ししておりません。
オリジナルバンドさん、コピーバンドさん、弾き語りの方やボーカルの方も、お気軽にご参加くださいませ。

49-バンドもソロ、ユニットも賞味期限を延ばしましょう、延ばせば死ぬまで活動できます

変な例え話しですが食べ物や一般の商品にも賞味期限や製品の消耗期限

があります、人間にも賞味期限があります。

しかし賞味期限は延ばす事が可能な時もあります、物にもよりますが

あと1日、2日とか、人間ならあと10年、20年とか、人間は健康

管理の要因が大きいですが。

音楽活動もいろんな面での賞味期限があると思います。

まず、メジャーを目指す場合、業界の一般論では20代中頃が目安では

ないかと思います。

バンドを作れば3年で成果を出すように進めばいいかもしれません、なの

で賞味期限は3年、しかし商品で言うなら保管の方法が悪いので賞味期限

が短くなってしまう事さえあります。

音楽活動で言うなら活動計画が甘く全く成果が1年経っても、2年経っても

出ない方です、消費者(ファン)からも飽きられ賞味期限前にダメになる。

メジャーを目指す方は年齢が上がるとやはり不利になりますので時間との

勝負です。

そしてインディーズを目指す方、私はインディーズは生活する仕事は別に

あり、音楽でも飯が食えるような方と思っています、なので年齢には関係

なく極端な話し死ぬまで活動できます。

これは社会人として、コピーバンドとして活動している方も同じです。

ただ普通にスタジオに入って練習しての音楽活動であれば消費者から

賞味期限が切れてると思われるかもしれません。

賞味期限を死ぬまで延ばすには、消費者に私達は立派にまだ健在ですと

言う意味から、例えば年1回でも2,3年に1回でもいいライブも大切

と思います。

私の知り合いでも50代、そして60代の方も年1回だけですがワンマン

もしたり、60分のライブもしたりしてファンや応援してくれる方と数年

、数十年に渡り関係を維持している方が居ます。

こんな音楽活動の仕方が理想と思います、私も裏方ですが実は作曲と編曲

が一番やりたい活動。

なのでインスト中心の曲作りになりますが活動を延々とするつもりです、

将来ボケない、認知症を防ぐにも頭を使わないとと思います!

50-★メジャーやインディーズを目指す東京で活動中の方、地方でファンが出来るかがポイント

メジャーやインディーズを目指して地方で活動し東京を目指している方は

地元の府県で1番になる実績を作り東京に行けば成功する可能性は高いと

感じます。

東京とはこんな小さな地域に世界の国ほどの人口もあり物もあふれていま

す、東京国と言っていい程。

しかし人口が多いだけにライブやストリートライブにも足を止めてくれる

方が多いのでファンや支持してくれている方が多い気がする、そしてライブ

やストリートを見る側の消費者の方は足を止めている方が多いので何となく

足を止めてしまいいいアーティストなの?と思う、なんか錯覚が起こるの

です。

企業が商品を出す場合、マーケット調査は都市部ではやらなく一般的に

広島と静岡が多いようです、都市部で行うと衝動買いやノリで購入等正確

な情報が取れないとか?

メジャーやインディーズを目指して東京で活動している方は、地方にも

プロモーションをしてその地方でCD購入者が増えるのか?ライブツアー

に行った時チケットを購入してくれる方が増えるのか?がポイントと思い

ます、一般的に言う東京で受けるが地方でも受けるのか?です。

実際東京でワンマンガッツリ出来る方でも、プロモーション活動はしてい

るのに大阪では全く無名に近くライブも一桁しか来ないケースもあります。

厳しい話何故このアーティストが東京で受けるのかと感じる時もあります、

人口が多いリスクでもある錯覚現象も起こる事もありえると思いましょう

51-★事務所やインディーズレーベルを探す前に力を付けてください

最近事務所やインディーズレーベル、メジャーのレコード会社の方からも

良く意見をお聞きしますが、事務所やレーベルを探すのに一生懸命になる

のは分かるが全くクオリティーの低い方ばかりだと。

実際当社でもそうです、レーベルに所属希望の方の殆どが所属以前の問題

の方が多いです。



多分誤解している方が多いです。

あるアーティストが急に数百人のワンマンが出来るようになった→元々素質もありファンがレーベル、事務所に所属前の時点で多く居た、あそこの事務所・レーベルに入ったから

ではない。

ファンが少ないから、アーティストにお金が無いから事務所、レーベルに入りたい!

→全く誤解としか言いようがない、私達は人気無いのです!と言っているのと同じ、そんな方はしっかりとした事務所やレーベルは門前払いですよ



事務所やレーベル支援を受ける前に下記の内容で自分達の実力があるのか

チェックしてみましょう!

1、楽曲のクオリティーは日頃のライブ活動を通していいと言われているか?

2、ボーカルや演奏力も人並みにうまいと言われるか?

3、ライブの内容も演出や流れパフォーマンスがいいと言われるか?

4、日頃の通常ライブではノルマは達成出来る程ファンが居ますか?

5、1年間の間に自主企画や3マンライブ、出来る範囲のワンマンライブは可能か?

上記1~5をチェックしてみて足りない所、不足している所は克服してから

がいいと思います。

いい事務所やレーベルに所属すれば誰でも1~5が良くなる事ではなく、あくまで

皆さん自身の問題です、ただいいアーティストは業界の力や支援を加えるともっと

いいアーティストになる事もあります。

大切なのは、私達業界人が支援したくなるようなアーティストになる事です。

52-★ファンをお客でなくパートナーだと考える

ライブハウスに置いている冊子音楽主義の記事の中に”ファンをお客ではなく

パートナーだと考える記事があります。

ファンの力が必要ですが、あなたがファンにしてあげることがもっとも大切

とか。

この事はファンを増やす基本的な事ではないかと感じます。

最初はお客様で→ファンになり→音楽活動のパートナーと言う流れは音楽

活動を10年、20年、30年してゆくには大切、現実50代になっても

ライブで100人近い来る方が居ます、こんなアーティストさんのお客様は

みんなパートナーの意識と感じます。

53-メジャー、インディーズを目指す方はお金が無いから。。はタブーです。

当社のインディーズの所属を目指してオーデションから育成アーティスト

を募集していますが、ある日程で1000円×7枚の場所が満杯になり、

1800円×10枚での場所を提案したところ、お金が無いからの返事、

こういう返事の方は最初からチケット代を自腹をしライブにお客様も来る

のかどうか?お金さえ払えばライブが出来る発想であると疑うしかあり

ません、趣味で活動している方以外メジャーやインディーズを目指す方

で特にメジャーレコード会社やインディーズのレーベル、事務所、企業

の支援を受けて活動するならこれらの音楽企業も一般の企業と同じ利益

を上げないといけないのです、ボランティアではありません。

オーデションであるなら私達音楽企業は今どれだけのファンや支持応援

してくれる方がどれだけ居るのか?アーティストとして人気がどれだけ

今あるのかもポイントで見ますのでライブではチケットがどれだけ今

売れるのか?見るのが普通です。

メジャーレコード会社の担当もライブを見に来て頂いて必ず集客は確認

します。

お金が無いから。。とうかつにもお返事するとそこで終わりになります、

メジャーやインディーズで音楽企業の支援を受けるなら、あなた自身は

一般企業で言うなら商品です、演奏力やボーカル、楽曲は商材です。

商品価値が無ければ売れないし人気商品にもなりません、そういう心得

をしましょう!

今音楽企業で契約されている方はユーザーの事を一番に考えて行動して

います、ビジネスの世界です、それが出来ないのなら趣味で自由に活動

する方向がいいと思います。

今回メール頂いた方はひどい暴言のメールが来ました、多分この方は

音楽業界では生きて行けない方と感じました。

54-ノルマ無し=タダでライブが出来る=チケット売る努力をしない、これが悪循環

ここ数年老舗のライブハウスが閉店するケースが多くなりました、

そんな老舗のライブハウスは昔からノルマ無しでブッキングをして

きましたが、ここ数年ノルマ無しでチケットが売れない、ライブ

ハウスに来るお客様も減り、ついに閉店。

私もこの道30年ですが15年、20年前はこんな事はなかったです、

ノルマ無しのライブハウスもライブも、ノルマ有りのライブハウスも

ライブも出演者の大半はノルマ越えだった、なのでいつも集客は100

人は普通、10組のライブなら300人越えは普通の時代でした。

いつからこんな状況になったのか?

長い歴史を見るとポイントは2つ。

ライブハウス、ライブバーが都市部でも20年前の10倍近い数に

なっている点、携帯電話の発達で人と人とのコミュニケーションの

とり方が変わってしまった事かと?

お店が10倍の数になっても演者は10倍になっていなく、ライブ

出来る方は逆に減り続けていると感じます。

携帯電話が発達し友達作りがFACEtoFACEじゃなく、顔の

分からないコミュニケーションになり希薄になってしまっている感じ

です、私自身もそうなっています。

こうなるとライブに親身になって来てくれる人脈も減る傾向なので

ライブをしてもチケットが売れない、集客も出来ない状態になり、

こんな事の繰り替えしが数年起こりノルマが達成出来ない状況になっ

ていると感じます。

ノルマ無しでもチケットが売れれば問題ないのです、今ノルマが無い

ライブの要望が高いとある制作事務所の方がお話されてましたが、

当然だと?それはノルマ無し=タダでライブが出来るからと思うから

です。

ノルマ無しにすればチケットが売れやすいのか?無理と思います。

ノルマ無しでも常識の範囲内でチケットは売らないとダメだと思う

老舗のライブハウスの考え方がもっとも大切な事と感じます。

今多くのライブハウス、ライブバー、制作事務所の方やメジャーや

インディーズのレコード会社さんが頭痛めているのは下記の負の

スパイラルに陥っている方だと声を揃えてみんな嘆いています。

ノルマ無し=タダでライブが出来る=チケット売る努力をしない=

ライブハウスもライブバーも事務所も音楽業界も低迷しているひとつ

の原因だと。

55-CD店舗流通は店舗が仕入れたり予約でオーダーがないと店舗に入らない、仕組みを理解しよう

CD店舗流通はメジャーと同じ仕組みです。

メジャー盤は各地域のレコード会社の営業担当がタワー、HMV等1件1件

周り店長と交渉してオーダーを取ります、例えば”来月発売のCD、FMで

ヘビーが決まっているので売れますのでオーダーお願いします!”じゃー

100枚オーダーをしましょう!となり初回出荷枚数(イニシャル)1万枚

!とかが決まります。

インディーズ盤も同じです、大手レコード会社が扱わないのでインディーズ

レコード会社か皆さん自身が全国のCD店舗を回り営業し店長と交渉しないと

オーダーが取れません。

身近な近郊であれば出来ますが全国は不可能です、そこで確実に店舗に入る

のは皆さんのファンやお客様、全国にいる方に予約をお願いするのです。

今売れないCDは店舗で棚も作らない!と言われてますので1店舗10人以上

は必要と思います、ただし1人3,4枚もはNGです、さくらと判断されて

店舗に置かず店舗の倉庫に眠ってしまいます。

そして店舗はどこに注文するのか?レコード会社レーベルではなく基本流通

センターに注文します(日本はNRC日本レコードセンター、SONYは

ジャレード)。

注文受けた流通センターは一定期間の締め切り日を設け、○○枚数が各店舗

から注文受けてますのでセンターに○○○枚数納品してくださいと、レコード

会社やレーベルに連絡が来て指定枚数を納品します。

店舗でCDを販売する期間は基本3ヶ月、それを超えると店舗の判断で売れない

分は流通センターに返品されます。

これが基本フローです、なので全国のCD店舗にCDを置いてもらうには、全国

にファンやお客様、知り合いが居ないと難しいです。

CD店舗はメジャーのために作られた仕組みです、全国の主要な場所に営業担当

が居てるメジャーのための仕組み。

よく世の中のCDは全て店舗にあると思う方が居ますが実際はオーダーがあった

のみ、流通センターに入庫も無いCD、流通センターに眠ったままのCDもある

との事。

CD店舗流通と言う仕組みをよく理解して行いましょう。

20,30年前はこれだけ物流や代金回収システムはありませんでしたので店舗

は必要でしたが、今は簡単に出来ます、なのでCD店舗流通も莫大な広告宣伝費

を使うメジャーが有利なのです。

56-★ライブ前日にでも本番のイメージトレーニングをしましょう!

ライブ参加者の皆さんからよくお聞きするのは、ライブ本番では緊張したり

上がってしまって本来のライブが出来なかった方がたくさん居られます。

ライブはやはり数をこなしていかないと緊張や上がってしまう克服は難しい

面があります。

当日までには演奏曲や曲順や演出の方法等も決めスタジオで通しリハもする

と思いますが、前日に頭でイメージトレーニングもしてみてください。

静かな落ち着いた時に、例えばお風呂の時間や眠りにつく前等。

1曲目から始まってライブ自体を自分でイメージトレーニングをしてみる

のです、実際ライブで演じている姿を思い浮かべて。

スポーツでは特にマラソンや駅伝、スケート等の競技ではイメージトレー

ニングが自分自身のメンタル面のリハーサルと言われているようです。

一度お試しください。

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